フィリピン人の友人との会話の中で、
それぞれの生い立ちの話になったのですが、
彼女の家庭はとても貧しく、地元には仕事もろくな家もないから、
同じような暮らしをしないように、
まだ24歳という若さで、今、様々な仕事に携わっています。
それでたまたまネットサーフィンしていたら、
「フィリピンのスラム街」というネタが出てきて、
彼女からの話を思い出しては、
色々と見入ってしまいました。
フィリピンの首都マニラより数十キロ
ナボタス市にある墓地自体がスラム街のようです。
ゴミ拾いでお金を稼いでいるのですが、
売れないものはどんどん積み重なり、ゴミの上で生活しているようです。
後ろにある四角い箱が墓。
この土地に住む住人のおかげで、
遺族が墓地に参拝にやってくることはほとんど無いそうです。
台風などの被害難民や諸事情で来た人が住みついた、
墓地という変わった場所にあるスラム街でした。
香港にも過去に映画や漫画に取り上げられたスラム街があります。
「九龍城塞」という迷路のような構造をもつ要塞都市。
213m×126mという狭いエリア。
増設に増設を重ね、外側はむき出し。
このようなビルが500個密集してます。
1994年に全て取り壊されましたが、
直前には5万人も住んでいたようで、
マンションの一室に幼稚園や教会などがあったそうです。
宋の時代から城塞はあったので、約1,000年もの歴史!
やばいです。
アメリカのいわゆるスラム街といわれる場所は、
一見普通の街並みだけど、犯罪がものすごく多い。
でもこのフィリピンと香港のスラム街は、
犯罪は少なく、人とのつながりが強いようです。
色々あるんすね。
勉強になりました。
ヌマでした。