せみは、飛ぶのが本当にへたです。
どこからともなくやってきて四方八方、何度ぶつかりそうになったことか。そのたびわぁ!と驚かされる。
けれども、せみは外にでてから飛行練習中に一生が終わってしまうのだから、へたっぴであたりまえなのですね。
硬い背中が"ぱっかーーん"とひらいてうすくておおきな羽をもっていないのもセミ飛行不利の原因のひとつなのかもしれませんね。
最近は、天寿を全うしたセミを自転車で踏まないように踏まないようによけながら通勤しているセミファイナル。
ほんの一週間前までは耳が痛くなるようなセミ声だった。よーくきくと、なんとなく違いがあるようなないような。
ただいえるのは、ミンミンゼミは、
"ンーミンミンミンミー"となく
ンミンミゼミだということ。
もう夜は秋の虫。そうしてまた冬が来て1年なんてあっというま。流されないようにしよう。
石田