2016年3月11日金曜日

東日本大震災から5年

東日本大震災から5年が経ちました。


私の母は宮城県の女川町という町で生まれ 育ちました。

私も小さいころから、叔母やいとこが暮らす女川へ遊びに行っていました。


朝になると、

漁港に出入りする船のエンジン音と、

ウミネコの鳴き声がとても賑やかな町で。


ウニや牡蠣や秋刀魚やホヤなどなど。

食べ物もとっても美味しくて。


大好きで大切な場所でした。


震災のあと、少し落ち着いてから行った女川は、

もう私の知っている女川ではありませんでした。


家が流され、町そのものがなくなり、

瓦礫と、なにもない土地だけになっていました。

大好きな家も、残っていたのは玄関の床のタイルだけでした。



ここに暮らしていた人たちが、

どんな想いで流されていく町を見ていたのか。

考えるだけで苦しくて。

あの時の気持ちは一生忘れません。



今は少しずつ、復興に向けて新しい町づくりが進んでいます。


被災されたすべての方々に、安心して生活できる環境が

1日も早く整いますように。


そして今もなお、行方不明の方 身元不明の方が

1日も早く家族のもとへ帰れますように。












平塚。









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