2014年5月29日木曜日

Ustad Shahid Parvez と Ustad Zakir Hussain

もうタイトルの時点で、
かなりディープですが。

今回は、間口を一切広げない超マニアな内容なので、
興味ない人は、スルーしてください!



世界には、いろいろな音楽が溢れていますが、

今回は、その中でも2000年以上の歴史を持つ
インド音楽のお話!

2000年前からヒットしているって考えると、
もはやこれは人類の財産です。

旋律の法則、ラーガと
リズムの法則、ターラにより
溢れる音の芸術です。

もともとは、宗教上の儀式や、民族的なお祭りなどで
唄われていた歌が起源と思われますが、
長い歴史の中で、マハラジャと言われる王様がインドを統治していた
ムガール帝国時代に、
宮廷音楽として洗練されていきました。

王様の機嫌を損ねるような演奏をしてしまうと
首を切られてしまう様な状況の中で、
否応なく研ぎすまされていった演奏家の技術が、
現代のインド音楽の基礎になっています。

故に、インド人の技術ハンパないです。
地球人とサイヤ人くらいの差があります。


演奏される旋律 ラーガには、
演奏されるべき時間
その旋律が意味する感情などが決められています。

リズムの法則、ターラは、
7拍子、9拍子、10拍子、16拍子など
多種多様のリズムがあり、
リズムは一定ではなく常に変化していきます。
基本的には、だんだん速くなっていきます。

それらの規則の中で、即興で演奏されます。

音楽が人の一生を表現しているような。
一音目が産声をあげてから、最後の一音まで
生まれて死ぬまでの人生を表現しているような音楽です。

ほんと、素晴らしいんですよーこれが。


で、ようやくタイトルの話ですが、

巨匠2人の名前です。

弦楽器 シタールの シャヒッド・パルベス大先生と
打楽器 タブラの ザキール・フセイン大先生の
お二人によるラーガ マルコウンスという深夜の旋律です。

リズムは、初めはゆっくりの16拍子
途中、中くらいの早さの14拍子になり
最後は速い16拍子でめちゃくちゃ速くなって、極限まで速くなったところで
終わります。
曲は、ジャズの様にシタールのソロ、タブラのソロとそれぞれに交代しながら
即興で演奏されます。
実際、東洋のジャズと言われていたりしますが、
ジャズより1900年以上歴史が深いです!

聴衆も、ラーガ、ターラを理解しているので、
めちゃくちゃ盛り上がってます。

1時間くらいありますが、凄くおすすめの演奏のうちの一つなので、
興味湧いちゃった方は是非観てみてください*





ちゃろー!いんでぃあ! 
ごんぬでした!!!





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