西荻窪に、『のまど』という旅の本の専門店がある。
何もないところで突然停車した列車に乗っていた時、隣にいたインド人に、なにが起こったのか聴いたときの、その問いに対する名答な言葉が再び脳裏に蘇る。
『見てみろ、こいつの髪、面白いぞ!笑』
と盛大に迎えられた。
しばらくして現れた先輩の予想外の姿に一瞬自分の目を疑う。
心の叫びを抑えつつ、先輩と久しぶりの再会を喜ぶ。
ネタにしようとしていたヘルメットヘアーだったが、さすがに同じ髪型の先輩を前に、ネタには出来ない。
と、リアルな褒め言葉。
今夜は、そこで知人がトークショーを開催していたので、
帰りに寄ってみました。
トークは、
作家の矢萩多聞さん、
インド料理ユニット『マサラワーラー』の武田ワーラー氏、
日本で唯一のインドの壺の楽器、ガタム奏者のマッハ君こと、久野貴昭くんの三人。
トークテーマは、
『ぽかーん!インディア!』
僕の周りには、インド関係の人、やけに多いのです。
ナマステ!ごんぬです。
インドには、ぽかーん!とする話が多々ありますが、
インドのスーッパルスター(スーパースター)、ラジニ•カーントと会った話や、楽器の師匠との話、インドあるある話など、どれもこれも『ぽかーん!』となる話ばかり。
時間もインド的に押しまくり、4時間に及ぶトークショーを堪能しました。
人の話を聴いていると、自分の似たような経験を思い出すもので、せっかくなので、この場を借りて、僕のぽかーん!インディア話を一つ。
5年ほど前、3ヶ月インドに滞在していた時の話。
毎日、カレーとチャイで、だいぶインドに馴染んで来た頃、
髪の毛が伸びっぱなしだったので、滞在していた村から、都市へ出掛けるついでに、散髪に行くことに。
インドも最近では、原宿みたいな美容室も幾つかあり、それなりにちゃんとカットも出来るのだが、
せっかくインドに来てるし、インドで散髪なんて、なかなか出来ないし。
郷にいれば、郷に従えマインドで、敢えて昔ながらのスタイルの床屋に挑戦してみた。
床屋『ハロージャパニ。今日はどんな風にするんだ?』
と、髭のおっちゃんが笑顔で聞いてきたので、
ここは、あくまで現地のスタイルにしてもらおうと、
僕『おっちゃんに任せるよ。』
と伝え、うながされるまま、椅子に座り、
霧吹きでビチャビチャに水をかけられ、謎の粉をまぶされたりしつつ、
全てをおっちゃんに任せた。
30分ほど経って、
おっちゃん『終わったぜジャパニ。(鏡を見せながら)どうだ?』
鏡を覗き込むと、ヘルメットの日本人の男が映っていた。。
こんなやつ、インドでも見たことない気がするが、、
とにかく、さすがインディア。期待を裏切らないなかなかの腕前だ…
ある程度、予測を立てながら、心の準備をしていたものの、まさかヘルメットスタイルになるとは。。。
何もないところで突然停車した列車に乗っていた時、隣にいたインド人に、なにが起こったのか聴いたときの、その問いに対する名答な言葉が再び脳裏に蘇る。
『 This is INDIA 』
.......でもまあ、昔ながらの由緒ある街の床屋さんの仕事だ。
いち旅行者の日本人的な僕の感覚では、ヘルメットにしか見えないが、
現地では普通のメジャーな髪型なのだろう。まだ、しばらくインド生活だし、現地で普通ならまあいいか。
と、お金を渡し、そのまま宿へ帰った。
宿に着くと、宿の主人に呼び止められる。
『ははは!笑 なんだ、ジャパニその髪型は! まるでヘルメットみたいじゃないか?笑 』
と、笑いながら、周りの従業員を呼び集め、
と、笑いながら、周りの従業員を呼び集め、
『見てみろ、こいつの髪、面白いぞ!笑』
と盛大に迎えられた。
、、、、
...だよね、、、やっぱり変だよね...
だってヘルメットだもん。
見たことないもんな、こんなウォーズマンなインド人。。。
その日の夕方から、たまたま同じ街に来ていた日本人の先輩とご飯を食べる約束をしていた。
先輩は、同じ北インド古典楽器のシタールを演奏している硬派な人。
伝統芸能の世界なので、上下関係は、かなり厳しい。
伝統芸能の世界なので、上下関係は、かなり厳しい。
強いこだわりを持つ人で、会うときはいつも少し緊張する相手。
まあ、このヘルメットヘアーもネタの一つにはなるかな。
ひと笑いあって、緊張も緩むしいいかも!と、待ち合わせ場所へ向かう。
ひと笑いあって、緊張も緩むしいいかも!と、待ち合わせ場所へ向かう。
オートリキシャ(三輪バイクタクシー)に乗り、待ち合わせ場所に少し早く着く。
しばらくして現れた先輩の予想外の姿に一瞬自分の目を疑う。
先輩の髪型が、さっき宿の奴らに散々笑われた僕のヘルメットヘアーと同じなんですけど!?
やっぱり、これインドではメジャーなやつなの!!?
ウォーズマン流行ってるの!!!?
心の叫びを抑えつつ、先輩と久しぶりの再会を喜ぶ。
ネタにしようとしていたヘルメットヘアーだったが、さすがに同じ髪型の先輩を前に、ネタには出来ない。
いや、待てよ。
ひょっとしたら、先輩もネタとして仕込んできたウォーズマンなのかも?
どっちかわからん!
と思いつつ、
僕『さっき床屋で髪切ってきまして〜』と反応を伺うと、
先輩『お、いいじゃん、いいじゃん。』
と、リアルな褒め言葉。
僕『(^~^;)』
結局、普通にウォーズマン2人で美味しいご飯を食べて、
特にネタにも出来ずに、ただ、宿のインド人に爆笑されただけ。
という、せつい(虚無感のある切なさ)話。
なので、せめてブログのネタにさせて頂きました。(先輩ごめんなさい。)
長文、駄文を最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
ある日、突然ウォーズマンになっても、お気に入りの帽子があれば問題無し!!!
長文、駄文を最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
ある日、突然ウォーズマンになっても、お気に入りの帽子があれば問題無し!!!
ちゃろーいんでぃあ!
ごんぬでした。
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